この間、「分裂の世界史」って本を読みまして。
第2次大戦前後からの、現代史っぽい本ですね。
この本と、10年ちょい前にやってたNHKの「映像の世紀」と、去年やってた「池上彰 現代史講義」とあわせると、かなり現代史への理解が進むんだろうな、と思ったりします。
20世紀は、全体主義と植民地主義からの脱却の世紀だったのかなぁって感じがします。
これがある程度片付いたら、残ったのは民族紛争と領土問題って感じですね。
領土問題ねぇ。
竹島と尖閣と北方領土ですね。
ちょっと現代史も勉強してきて思うのは、どっちに理があるにせよ、領土問題ってのは解決はしないんだろうなぁ~ってことですね。
竹島も尖閣も北方領土も、日本にいれば日本の主張が正しいように思えるんですよね。
そりゃそうですよね、政府だって「正当性はちょっと怪しいけど、でも日本の領土なんだ!」とは言わないでしょうから(笑)
韓国にいたら韓国の、中国にいたら中国の、ロシアにいたらロシアの、それぞれ理屈で「どう考えたってうちの領土だ」って主張しか聞こえてこないんでしょうから。
世の昔から一番熱くなるのが領土問題ですね。
ま、宗教の「神様問題」も熱くなりますけど。
アルザス-ロレーヌやカシミール、南沙諸島など、世界にはよくある問題ですね。
お互いの国民もヒートアップしますから、まぁ話し合いとか平和的解決って、ないんでしょうね。
お互い合意できる落としどころって、ないんじゃないかと。
国際司法裁判所で判決が出たとしても、負けたほうは納得しないと思いますよ。
で結局、昔から領土問題の解決方法は戦争になっちゃってるんですよねぇ。
武力でやっつけて「文句ねぇだろ」って感じで領有する、みたいな。
負けたほうはとりあえずはしょうがないんでガマンしてますが、いずれ力関係が変わってきたときにまた問題が噴出するんですよね。
今どき戦争をするわけにもいかないんで、平和的解決をめざすことになるんでしょうが。
気持ち的には、戦争も辞さず、でないとこの領土問題、勝てないだろうなぁと思います。
そこまでの覚悟が政治家……というよりは一般国民が持っているかなぁ。
中国なんかは一億人くらい死んでも平気っぽいし。
ロシアはプーチンがまた独裁始めてるし。
韓国は徴兵制だから、男子全員軍人だし。
自衛隊もかなりな戦力持ってるとはいえ、普通の日本男子は戦争なんかいく気ないもんねぇ。
自分もそうだけど。
中露は核兵器もたんまり持ってるしねぇ。
日本が原子力発電を推進してたのも、「いつでも核兵器作れるよ」って裏のメッセージがあったと思うんだけど。
みんなで原発叩きしてるからなぁ。
原発から核兵器を作るやり方ってよくわかんないけど、これも中韓露が強気に出てくる一つの要因になってるんじゃないのかなぁ?
…なんてことを、ちょっと脱毛で考えたりしてました。
足立区、外は久々の雨が降ってます。
9月になりましたが、まだまだ暑いですね。